渡米前と、渡米後で、違う生き方をすることになりました。こんなふうです。
渡米前
- 仕事をしていた
- 専業主婦には絶対に向いてない、と思っていた
渡米後
- 働けないステータスになった
- 専業主婦になった
アメリカで働くことができず、専業主婦になり、時間が経つにつれて、働き方について考え直すようになりました。
それと同時に、「私は何もできない」という思考になっていきました。
今は、こんな状態です。
- 「何も出来ない」と思う自分から抜け出したい
- 抜けつつある。と思いたい
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渡米前、社会人だった頃のこと
学校を卒業後、派遣社員を経て、外資系企業に就職。派遣時代には、ニューヨークへ短期留学し、もう満足したと思っていたような思ってなかったような。
結局30代になってから、渡米を諦めきれない自分に気が付き、ニューヨークへ再びやってきました。
派遣社員時代
学校を卒業後、思うところあって派遣社員をしていました。
ですが、短期留学中のある時。
とんでもなくしょうもないことで「きらりさん、派遣しか経験してないからね」と言われたことがありました。
それも、私が、「日本にいた頃はいい会社で働いていた、ということを誇りに思っている感じが伝わるけれども、話を聞いていると、コネの腰掛けに聞こえるような」と思っていた人に言われまして。
これからどうしようか、と考えつつ、ひとまず短期留学中だった私。
時間がたくさんあったので、「派遣しか経験してない」という言葉についても考えてみました。
その結果。
そう思って、日本へ戻ったあと、転職サイトに登録し、ありがたいことに正社員の職を見つけました。
正社員時代
正社員として過ごした数年間。
確かに、正社員だからこそ得られたことはありました。
そういう意味で、考えるきっかけをくれた彼女には、感謝しています。
そんな中。
友人と祖母が相次いで亡くなりました。それが、私を駆り立てたのかもしれません。
としか思えなくなり、仕事を辞めてニューヨーク行きを決めました。
というか、そんなつもりはなく、たまたまその時に来た久しぶりのNYへの旅行で。
JFK空港の入国審査待ちをしている時に、突然、「仕事を辞めよう、ここに来よう」という強い気持ちがどこからともなく湧いてきました。それで、思いがけず、私は本当に辞めるのか、辞めてアメリカに来るなんて本気で考えるのだろうか、って考える旅をして。
結果として、日本へ戻るとすぐ会社に辞職の意を伝えると同時に、渡米の手続きを開始したのでした。
渡米後のこと
アメリカで結婚
どうして、あの時、突然に渡米しようという強い気持ちが降ってきたのか、今も分かりません。
今思えば衝動的とも言える行動で、そうまでして来たニューヨークでしたが、結局、やりたいと思っていたことはうまくいきませんでした。
一方で、あれほど彼氏や結婚に縁も興味もなかった私でしたが、
と、ふと思った日がありました。
渡米間もない時期で、まだやりたいことに燃えて?いて、まず語学学校通っていた頃でした。
語学学校って、束縛時間が多くないので。
日本で仕事をしていた頃に比べて、突然、心にも時間にも、余裕ができたんだと思います。
そう思った頃、縁あって彼氏になる人と出会い、やがて結婚しました。
会社員だった頃の私だったら、きっと選ばないだろうなと思う人だったから。辞めていたからこそ、の人だったような気がするから。
そう考えると、縁って不思議なものだと思います。
専業主婦になったわけ
結婚したのは、ちょうど、やりたかったことをあきらめた頃。もし日本に住んでいたら、
って考えたと思います。
でも、アメリカでは外国人の私。働くには、労働許可が必要です。結婚した当時、私は労働許可を持っていませんでした。
それで、専業主婦になりました。
「何もできない」自分
専業主婦になりたての頃は、正直、
って思いました。
渡米した目的が達成できず、絶望感はありましたが、新しい生活で少し気が紛れていたと思います。それに、まだ、
と前向きな気持ちでいました。
いざ時間があっても。
なーーーーんにも出来ませんでした。
やりたいことが分からない。何が出来るかも分からない。
とりあえず、これはいいかも、やってみようかな、そう思って手を出してみるけど、何も全然できない。
「何かが出来る自分」になれず、ただただ時間だけが過ぎていきました。
そして、「私は何もできない」。そんな気持ちだけが、どんどん大きくなっていきました。
もちろん、日常生活の中で、楽しいことも、うれしいこともあるけれど。
やっぱり、「何もできない」と、心のどこかで日々思い続けるのは、なかなか辛かったです。
そしていま
自分は何も出来ない、としか思っていなかった頃を経て。
いまやっと、こんなふうに思えるようになりました。
- 気持ちはどん底まで落ちたけど、考えて得られたことで、少しはいいこともあったかな
- もがいたけれど、少しは光も見えてきたかな
どうしてそう思ったのか、そんなことも書いていきたいと思っています。
まとめ
自分のことは、いくつになっても未熟者だな、と、ずっと感じてきました。
ですが、最近になって、やっと悟ったんです。
そうであれば。
と思うようになりました。
もちろん、いつの日も、より良い自分になれるように、とは思っていますが。
『キラリなひびを』は、そんな私、きらり(kirari) が書いているサイトです。
そんな気持ちも忘れずに、一つ一つ、丁寧に書いていきたい、とも思います。
それに。
日本人夫婦のもと海外で生まれ育つ子どもは、日本にいたらしなくていい苦労をするかもしれません。
私の少し頑張っている背中が、そんな子どもの小さな応援になればいいなとも思っています。