本を読むのは結構好きなんですが、自分で選ぶ本ってどうしても偏ってしまいがちな気がして。
ときどき、友人におすすめを聞くことがあります。
この記事は、そんな感覚で読んでもらえたらうれしいな、と思って記録も兼ねて書きました。
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ハリー・ポッター関連の本
今年の前半、ハリー・ポッター関連の本を、結構まとめて読みました。
まずは、いわゆるハリー・ポッターシリーズから。
- 1『ハリー・ポッターと賢者の石: Harry Potter and the Philosopher's Stone』
- 2『ハリー・ポッターと秘密の部屋: Harry Potter and the Chamber of Secrets』
- 3『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人: Harry Potter and the Prisoner of Azkaban』
- 4『ハリー・ポッターと炎のゴブレット: Harry Potter and the Goblet of Fire』
- 5『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団: Harry Potter and the Order of the Phoenix』
- 6『ハリー・ポッターと謎のプリンス: Harry Potter and the Half-Blood Prince』
- 7『ハリー・ポッターと死の秘宝: Harry Potter and the Deathly Hallows』
以上7冊、J.K.ローリング (著), 松岡 佑子 (翻訳), 静山社
この記事を書き直す前には、こんな感想を書いていました。
ハリーポッターってこんなに泣ける話だったんでしたっけ。
最後の第7巻を読んでいるときに、何度かそう思いました。
大人になり、子どもを持つと、また違う感覚・感想で読める本でした。
シリーズ途中までは本でも読んだ記憶があるし、映画もちょいちょい見た気がするけど、
新鮮な気持ちで楽しんで読みました。読み始めると止まりませんでした。
また、こちらも読みました。
以上3冊、J.K.ローリング (著), Pottermore Publishing
この3冊は、こう紹介されています。
pottermore.com に掲載された、PottermoreアーカイブスからのJ.K. ローリングの短い書き下ろしストーリーで構成されるコレクション (アマゾンより)
この3部作では、登場人物の生い立ちなど、ハリーポッターシリーズ本編では書かれなかった裏話が書かれています。また、作者による「これはこうだったんだ」など製作過程のお話も。
他に、こちらも。
- 『ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部: 舞台脚本 愛蔵版: Harry Potter and the Cursed Child』J.K.ローリング, Jack Thorne, John Tiffany (著), 松岡 佑子 (翻訳), 静山社
- 『ニューズウィーク日本版特別編集 Harry Potter『ハリー・ポッター』魔法と冒険の20年 [ムック] ニューズウィーク特別編集』ニューズウィーク日本版編集部, CCCメディアハウス
とにかく、魔法の世界に入り込んでいました。
*『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅: Fantastic Beasts and Where to Find Them』と『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生: Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald』は、映画で見ました。本は、映画の脚本という形になっています。
安定の養老孟司さん
若い時に『唯脳論』を読んで、
と衝撃を受けて以来、養老孟司さんの本がずっと好きだったんです。『バカの壁』以降の読みやすい方も、どちらも好き。
キンドル・アンリミテッド (月額980円で対象の本や雑誌などが読み放題、30日間無料のお試しあり) に登録して、無料で読めるものをと、まず検索したのは養老孟司さんの本でした。
『真っ赤なウソ』はざっくり書くと宗教について書かれた本で、『養老孟司の人生論』は、養老孟司さんの人生の転機や思考の原点などについて書かれています。あの時クジに外れてくれてありがとうと思っている人はきっとたくさんいるはず。
『養老孟司の人生論』は、”2004年に刊行された『運のつき』を復刊し、改題したもの”だそう。この題に覚えがあるので、きっと読んだことがある本な気がしますが、また楽しんで読みました。
アメリカへ来て約10年。あまりというかほとんど本を読んでいなかったので、養老孟司さんの本も久しぶり。
やっぱり好きでした。
青空文庫で
そういえば読んだことがなかったかもと思って、読んでみました。
一言で言うなら、短くてとても深いお話でした。
物語自体のなんというか、救いがない、言葉にできない気持ちはさておき。
このSNS社会の現在、起こったこと、本当のことは分からないという前提を忘れずに、伝える立場ならなるべく丁寧に伝えられるように、受け取る立場なら、芯は持ちつつ柔軟性も持ち合わせて、ちゃんと考えながら受け入れたいものだなと思いました。
こういういわゆる文学作品は、青空文庫で無料で読むことができます。
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そのうちまた読み返したい
さっきも書きましたが、本当にすぐに本や映画の詳細を忘れてしまうので、何度目でも楽しめてしまう私。
そんな中でも特に、今年前半に読んだ本の中で、また読み返したいなと思ったものを書いておきます。
- 『モリー先生との火曜日』ミッチ ・アルボム (著), 別宮 貞徳 (翻訳), NHK出版
- 『モモ (岩波少年文庫)』ミヒャエル・エンデ (著), 大島 かおり (訳)
- 『相田みつを ザ・ベスト にんげんだもの 』相田みつを (著), KADOKAWA
- 『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治 (著), 新潮社
『モリー先生との火曜日』は随分前にも読んだことがあります。よかった、という感想しか覚えていなかったので、読み返してみました。人生で大事にしたいものを、教えてもらえる本だと思います。
『モモ (岩波少年文庫)』も同じく。おまけに「もう、時間がないとは言いたくない」と思わされる本でした。いつか子どもにも読んでもらいたいです。
『相田みつを ザ・ベスト にんげんだもの 逢』については、「にんげんだもの」という有名な言葉を知ってはいたものの、著書を読むのは初めてでした。言うまでもなく、とても心が洗われる本でした。
また、前に読んだ養老孟司さんの本『子どもが心配 人として大事な三つの力』の第一章で、養老孟司さんが対談している、宮口幸治さん。『ケーキの切れない非行少年たち』の著者です。気になっていたのでこの本も読んでみました。
案の定といえばそうなのですが、読むとなんともいえない悲しい気持ちになる本でした。学校の勉強って、確かに、一度置いてかれてしまうと、追いつくのはなかなか難しいのかもしれません。私も、高校生の頃、追いつくのを諦めて、浪人して予備校で一からやり直したことがあったっけ。
勉強だけが全てではないけど。特にこれからの時代、求められるものは違ってくるのかもしれないけど。だけど、やり直したいと思ったら、思ったところから何かやれる手段がいろいろあったら、社会のためにもなるのだろうなとも思いました。思うだけでなく、実行し、サポートし、そういう人たちが小さくとも社会を変えていくのかな。
著者の言う、小学校の低学年でつまずくべくしてつまずいてしまう子どもを救うことは、社会にとって確かにとても大事なことだと思うし、思うだけでなく何が出来だろうかとも漠然と考えさせられました。
エッセイ
読む本って、自分だけで選んでると、どうしても偏りが出てきてしまう…。
そこで友人におすすめを聞いて、教えてもらったのが「ゆとり」シリーズです。
以上3冊、朝井リョウ (著),, 文藝春秋
著者が『何者』で直木賞を受賞した2013年には、私は日本を離れてしまっていて。著者のことをあまりよく知りませんでしたが、読みやすくてとても好きなエッセイでした。
自分が経験したことのないことでも、なんかどこか共感できる気がしたり、その場面に居合わせているような感覚にさせてもらえたり、クスッと笑えたり。
何より、20ー30代の男性が書いたエッセイというのは、私にとって貴重というか新鮮な気持ちで読めました。
マーケティングなど
単なる興味と、将来何か役に立つことがあるかもしれないというちょっとの期待で読み始めた『100円のコーラを1000円で売る方法』。読んでみると興味深くて、他にも下のような本を読んでみました。
以上4冊、永井孝尚 (著), KADOKAWA
- 『「あなた」という商品を高く売る方法 キャリア戦略をマーケティングから考える』永井孝尚 (著), NHK出版
- 『これ、いったいどうやったら売れるんですか?身近な疑問からはじめるマーケティング』永井孝尚 (著), SBクリエイティブ
- 『会社の目的は利益じゃない ―――誰もやらない「いちばん大切なことを大切にする経営」とは』横田英毅 (著), あさ出版
普通にサラリーマンになると思っていた若い頃に、マーケティングの本を読んでみたかったな。そしたら、違う視点を持って、より充実した社会人生活を送れたかもしれません。
ブログ運営などの参考に
ブログを書く参考になるだろうかと思って、下のような本も読んでみました。
- 『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング できるビジネスシリーズ』』唐木 元 (著), インプレス
- 『最強のコピーライティングバイブル――伝説の名著3部作が1冊に凝縮! 国内成功100事例付き』神田 昌典 (著), 横田 伊佐男 (著), ダイヤモンド社
- 『沈黙のWebライティングーWebマーケッター ボーンの激闘ーアップデート・エディション』松尾 茂起 (著), 上野 高史 (イラスト), エムディエヌコーポレーション
これらの本は、一度目を通すのは必要なのかな、と思って読みました。
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教育や外国語学習に関して
子どもを育てるにあたって、やっぱり教育の本もときどき気になります。外国語学習の本は、自分のためにも読みました。
以上2冊、高濱正伸 (著), エッセンシャル出版社
- 『外国語学習の科学: 第二言語習得論とは何か』白井恭弘 (著), 岩波書店
- 『外国語上達法』千野 栄一 (著), 岩波書店
- 『最高のコーチは、教えない。』吉井理人 (著), ディスカヴァー・トゥエンティワン
思うことなどは、またの機会に、どこか違う記事で書くかもしれません。
その他
- 『思考は現実化する』ナポレオン・ヒル (著), 田中 孝顕 (翻訳), きこ書房
- 『3週間続ければ一生が変わる あなたを変える101の英知』ロビン・シャーマ (著), 北澤和彦 (翻訳)
『思考は現実化する』は、最初にこの記事を書いた当時、アマゾンのキンドル・アンリミテッドで読みました。この記事を書き直している2024年の4月、今は英語なら (Think and Grow Rich (English Edition) ) 無料だったので、英語で読み直しているんです。
いや、英語版を読みながら、この本読んだことある気がするんだけどなーって思ってたんですけど、こんなに最近読んでいたとは思いませんでした。
書き直す前の記事には、感想として、
本の途中にでてくるワークもしていたら時間がかかりすぎて、ワークは途中からやめてしまいました。私にはまだちょっと早かったかな。もう少し自分の意思などが固まった頃に、またじっくり取り組みたいと思います。
って書いてました。当時は ”時期じゃなかった” みたい。最後までも読んでいないと思います。
*その後、英語版も早々に挫折しました。よく見たら、英語の原題は、think and grow rich。読んでいるうちに、どうやら、本当にgrow rich を目指す本なのだなと気がついて、今の私にはちょっといいかなとやめてしまいました。途中までしか読んでいないとはいえ、何ごとに対しても誠実でいようね、というのが基本の姿勢なのだと私は受け取りました。そういう姿勢は大好きです。
『3週間続ければ一生が変わる あなたを変える101の英知』は、英語版のタイトルは『Who will cry when you die?』”あなたが亡くなる時、誰が泣いてくれますか?” です。なんとなく、大成功者の思想も入っている気がしましたが、それ以上に、『モモ (岩波少年文庫)』などに通じるような、大切なものを考えさせられる言葉も多いです。
アメリカのアマゾンでは、同じ著者の『The 5 AM Club: Own Your Morning. Elevate Your Life. (English Edition)』、『The Monk Who Sold His Ferrari/ あなたにとって一番大切なもの―フェラーリを手放して、お坊さんになった男』という本もレビュー数が多かったです。機会を見つけて読んでみたいなと思ってます。
まとめ
2023年の前半に読んだのは、数えてみると47冊。読んだけどこの記事では触れていない本もありますが、読んだのは大体こんなところです。
この時は、ハリー・ポッターのシリーズになんだかはまってしまって。小説の世界に入り込むのも、なかなか楽しいものです。
*2024年の後半はこんな本を読みました。
おまけ
親は両方日本人ながら、育ちはアメリカのうちの子。大きくなったらハリー・ポッターなんかは英語で読むようになるのだろうか、などと思いながら書きました。
日本語には日本語の良さが、英語には英語の良さがあると思っているので、どちらの本も原語で読めるようになってくれたらいいなと思うけど、こればっかりは私が決めることでもないですし。。
でも読書って楽しくて、おまけに、学びになったり世界も広がったりすると思うので、この良さを知ってもらえたら嬉しいなとは思っています。