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何もできないと思っていた私が無料の英字新聞を読み続けてよかった5つのこと【コツコツ英語】

無料の英字新聞  amNEWYORKmetro を読み続けてよかった5つのこと、のイメージ画像


NYに来てから、街で配っている無料の英字新聞を読んでいました。
ある期間、毎日読んでみたら、こんなことがよかったよ。と思った話を書いています。
毎日続けることで見えてくるものもあるんだな、と実感しました。


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はじめに

出産後しばらくしてから、そろそろ少しでも自分の時間を取っていこう、と思ったときがありました。

その時間で何をしようか
自分が少しでも興味が持てて、ちょっとでもやりがいが感じられることがいいな

考えた結果、英語に関する何かをすることにしました。その一つとして、地元の英字新聞 amNEWYORKmetro をまた読み始めることに。 

*街でももらえますが、ネットでも無料で読める新聞です。

ネットフリックスのドラマ『アンブレイカブル・キミー・シュミット』。ニューヨークが舞台になっていて、 BM NEWYORK という新聞が何度か出てきます。きっと、amNEWYORK からもじったのではないかなと思ってます。



この記事では、そんな amNEWYORKmetro を読み続けてきてよかった、と思うことについて書いています。


読んだのは amNEWYORKmetro という新聞

amNEWYORKmetro 歴のイメージ画像


ニューヨークに住み始めた頃のこと。地下鉄の入り口や通路で、よく見かける新聞があることに気が付きました。それが、当時は別々の新聞だった、amNEWYORK と metro というフリーペーパーです。毎朝、両方とも、山のように積み上げられていました。

その新聞、手渡しで配ってくれている駅もあって。いつしか、毎朝同じ人から受け取って、簡単にあいさつをするのが習慣になりました。しばらくすると向こうも私のことを覚えてくれたようで、それがちょっと嬉しかったのを覚えています。

知り合いがほぼいなかった私にとっては、人とのちょっとしたふれあいの時間でもありました

毎日地下鉄へ乗るたびに新聞を手にいれて、目的地までの時間に読んでいましたが、地下鉄にあまり乗らなくなってからは、散歩がてら駅まで取りに行ったり。 でもいつしか、あまり読まなくなってしまって。

何かをしよう、毎日英語に触れることにしよう、と決めた頃には、コロナ禍になり、 amNEWYORKmetro の紙面がデジタル化されていました。

紙面で読む方が本当は好きなのですが、コロナ禍にはデジタル版がとても便利で、今は1年以上、毎日 iPadで読んでいます。

*最近は、新聞として印字されるのは週3になっているようです。デジタル版は毎日発行されています。

*iPadは便利だなと思って、両親にもプレゼントしました。

そんなわけで、この新聞とのお付き合いは、付かず離れずですが渡米歴と同じ10年弱。

下に書く理由で、私はこの新聞にいろいろ助けられました。


読み続けてこんなことがよかった


無料の英字新聞  amNEWYORKmetroを読み続けてよかったこと、のイメージ画像

この新聞を毎日少しでも読み続けてみてよかった、と思う理由が、5つあります。

英語力の維持

日本にいた頃も渡米後も、英語に触れる時期があったり、全然なかったり、極端に波がありました。

そんな生活をしていて、確実に実体験として感じたことがあります。それは、英語力って、英語に触れていないと、どんどん落ちていく気がする、ということです。

ということは、たとえ少しでも触れていれば、その落ちていくスピードを少し緩やかにしたり、ある程度のレベルは維持できるのではないかな、とも感じて。

実際に、この1年以上、無料の英字新聞に毎日なるべく少しでも目を通したからか、少し前の、英文に全く触れていなかった時期に比べると、今の方が読むスピードや理解度が上がっていると感じます。

その英語力だって、大したものではないのですが…。でも、何もしないでただ落ちていくよりはいいよね、と思うことにしています。


地元のニュースに触れられる

渡米後の私にとって、この無料の新聞は、ローカルニュースの貴重な情報源の一つでした。

  • テレビと違って、自分のペースで読めるので、内容が理解しやすい
  • 自分の好きな時間に、どこにいても読むことができる

というのも、新聞のいいところです。

少し前に、節約の一環としてケーブルテレビを解約した我が家。その結果、NY1というローカルニュース番組を流しておくこともなくなり、本当に全然ニュースを見なくなってしまいました。

ローカルな新聞記事を読んでいて、こんなことがよかったです。


NYCの地理

記事を読んでいると、市内の聞きなれない地名がたくさん出てきます。そんなときに、その知らない地名をときどき地図で調べていました。そのおかげで、渡米直後に比べると、ニューヨーク市内の地理に少しは詳しくなりました。

おまけに、これは事件でよく聞く地域だな、などという知識も、渡米直後よりついてきたように感じます。自分の身は自分で守るという意味でも、知っておいて損はないと思っています。

安全に関しては、NYの領事館から届くメールにも、大変お世話になっています。


子どもに関する情報

  • 公立の学校には、チャータースクールというものがあって、こんな特色があるんですよ
  • 今週から学校の申し込みが始まりましたよ

など、学校に関する記事も見かけます。知り合いがあまりいない私にとっては、子どもの情報が得られるのもありがたいと思っています。


IDNYC など市や州の情報

IDNYC という、ニューヨーク市が発行してくれる身分証明書があります。そのことも、この新聞で知って、申し込みをしました。この身分証は、アメリカの免許証を持っていない私にとって、本当に便利で助かっています。 

そんなふうに、新聞には、市政や、州で決まった法律のことも書かれていて。半分流して読んでいることが多いですが、ちゃんと読むと、ちゃんと役に立ってくれる情報源になります。


コロナの情報

コロナに関しては、たくさんの情報源はいらないと思ってあまりネットニュースなどを読まなかったので、この新聞は貴重な情報源の一つでした。

 コロナ禍の頃は、amNEWYORKmetro のおかげで、今ニューヨークで起こっていること、地域の様子などをタイムリーに知ることができました。 

というか、「コロナで世の中が大変だ」となる前に、これは大変なことになりそうだな、と思ったニュースを読んだのも、この新聞でしたね。 

まだマスクが手に入りにくかった頃、市が配ってくれるという情報を amNEWYORKmetro でキャッチして、散歩を兼ねてもらいにいったこともありました。

アベノマスクならぬ、デブラシノオマスク。私がいただいたのは、下の写真のようなマスクでした。個別包装なんてありません。ごそっと箱からつかんで出して、「はい、どうぞ」と手渡しです。


ワクチン接種が始まってからは、接種率が高い地域、低い地域についても、わりと定期的に書かれていました。「あーなるほどね」と、ちょっと読み解けることがあったりしたものです。

少し前で言えば、NY市内の人種別の接種率なども書かれていて、そういうのも何だか興味深かったです。


小さいことでも「続けられた」ことが小さな自信に

はじめの方にも書きましたが、この新聞、読んでいた時期もあれば、そうでもない時期もありました。今回は、産後しばらくしてから読み始めて、今もそれが続いています。

そもそもは、産後に「自分のためにとる時間を毎日少しでも作ろう」と思ったことがきっかけでした。どうせなら、少しは興味が持てて、少しでもやりがいが持てることがいいのではないかと思って。「何かしらの英語に1日5分は触れる」ことにしたのです。この新聞を読むことは、その一環です。amNEWYORKmetro を、毎日毎日、全部きちんと読めていたわけではありません。ただ、何かしらの英語に1日5分は触れてきただけ。

その時間は、意識して作るようにしていました。たった5分なら作れるかも。そこからのスタートです。そして気がつくと、1年以上たっていました。すると、小さいことでもちゃんと続けられたということが、小さな自信につながりました。


今後の方向性も見えてきたかな?

先ほど、毎日続けられたことが小さな自信につながった、と書きました。すると、不思議なもので、そこから連鎖して、次にどうしていきたいか、ということを考えるようになりました。

今はざっと読み流しているだけなので、知らない単語についても、ちゃんと調べるなりするべきなんだろうな、とか。読むスピードを上げる工夫をしていきたいな、とか。そのうち、New York Times や TIME をスラスラ理解して読めるようになりたいな、とか。

それに、リーディング以外にも思うところはたくさん出てきました。英語以外のことについても。そんな話はこの記事の内容から逸れてしまうので、また違う機会に書いてみたいと思います。


数独とKENKENでリラックスの時間にも

ちょっと残念なのですが、私はこれが趣味なんです!といえるものが今のところ分かりません。読書好き、海外ドラマを見るのも好き、映画も見るのもまぁまぁ好き、スポーツを見るのもわりと好き。学生から社会人にかけて、少しは自分でもスポーツをしてた。海外旅行もそれなりにしていた。どれもこれも好きだけど、趣味と言えるのかというとちょっと違うような気がして。

なので、何かに没頭して、「私はこれが好きなんだ」と言える人っていいなとも思っていて

それはともかく、こんな私が、この1年以上、ほぼ毎日しているのが、新聞の最後に載っている、数独とKENKENです。新聞を読めなくても、数独とKENKENだけ解く日もあるくらい。特に趣味のない私にとって、今、ちょっとした楽しみになっています。

今は電子版で読んでいるので、スクショを撮って電子ノートに貼って、そこで解いています。おかげで、ペンの色を変えたり、全部消してやり直したり、そういうのがとても簡単。

amNEWYORKmetro の数独のいいところは、そんなにむずかしくないところです。すごく簡単な日も結構あります。KENKENは毎日簡単。得意な人にとっては物足りないかもしれませんが、私にはちょうどいいのです。ただ単に、毎日、少しリラックスする時間が欲しいだけなので。

無料の新聞をオンラインで毎日読むようになって、思いがけないリラックスの時間も持つことが出来ました。

こういう時間も大切かな、と


最後に日本語の情報源も

ローカルなニュースの情報源といえば、日本語のフリーペーパーもあります。英語で読んだ記事の内容を、日本語で再確認する、という使い方をしていたときもありました。

日系のスーパーやレストランなどに置かれているだけでなく、ネットでデジタル版を読むこともできます。こちらもとても便利で、ありがたい存在です。


さいごに

無料の英字新聞  amNEWYORKmetro を読み続けてよかったことーさいごに、のイメージ画像


amNEWYOEKmetro は、なんといっても無料、そしてページ数も多くない。何かを始めるきっかけにしたかった私には、ちょうどいい存在でした。

amNEWYORKmetro のデジタル版は、こちらから読むことができます。


おまけ

いつの頃からか、ママは新聞を読むのがしんどくなりました。読んでいてハッピーな気持ちになるものばかりではなくてね、特にここはNYだから。
それで、この記事を書き直している2024年の今は、実はあまり読んでいません。
とはいえ、世の中のことを知るのも大事だし、そのうちまたちゃんと読まないとね。
そんな日がそのうちくると思っています。