日本のアマゾンで注文して、アメリカまで届けてもらえるなんて。
そんなことができるなら、出産にあたり、日本人としては臍の緒をとっておく箱が欲しいなって思いました。
この記事では、他にもどんなものを日本から取り寄せたか書いています。
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はじめに
アメリカで日本人の夫と暮らし、妊娠・出産をこちらで経験しました。どちらの家族もみんな日本。多少心細くはありましたが、なんとか無事に乗り切ることができました。
妊娠中や出産後に必要なものは、だいたいアメリカで揃えましたが、日本から取り寄せたものもありました。この記事では、わざわざ取り寄せてよかったと思ったものを、ご紹介しようと思います。
日本から取り寄せる方法
日本からの荷物は、実家から送ってもらうこともあるし、自分でアマゾンジャパンに注文し、アマゾンからアメリカに送ってもらうこともあります。日本のアマゾンは、送料も意外とお得に感じたりして。
実家からは、郵便局のEMSで送ってもらっています。今年2021年は、コロナの影響で航空便がストップして、送ってもらいたいときになかなか送ってもらえない、という時期もありました。郵便局の航空便がストップしていた頃は、ヤマト運輸を使って送ってもらって。
日本から送ってもらえるのって本当にありがたいんだな、と改めて実感したものです。
妊娠・出産で日本から取り寄せたもの
日本から取り寄せたものについて、妊娠中・出産前・出産後と、時期別に分けて書いていきます。
妊娠初期〜中期に買ったもの
ヘッドの小さい歯ブラシ
つわり中に必要でした。アメリカの歯ブラシは、ただでさえヘッドが大きくて。つわりがあった頃は、日本のヘッドの小さいものだったらなんとか磨ける、という時がたくさんありました。もしこれがなかったら、、想像するだけでおそろしいです。
腹巻
お腹を冷やさないようにね!と、こちらでは特に誰にも言われなかったのですが。やっぱりきっと必要よね?と思ったので、日本から取り寄せました。下腹部を支えてくれるようなタイプのものを買いました。ニューヨークは、地下鉄や建物の中の冷房がとても強いので、妊婦さん用の腹巻をやっていてよかったです。
出産準備中に買ったもの
新生児肌着セット
アメリカで新生児用の服を見ていると、どうやら、首からかぶせるタイプがほとんどのようでした。何となくちょっと不安に感じたので、袖から通して着せるタイプの肌着セットを日本から取り寄せておきました。
これは本当に正解でした。いただいたお洋服を、くださった方に見せるため、首からかぶる服もときどき着せましたが…。相手は生まれたての首がすわってない赤ちゃん。毎回、とても緊張しました。日本の羽織るタイプ、すごくいいです。せっかくわざわざ日本から買ったので、子どもが成長して少し小さくなってしまっても、上にちょっと一枚着せておくのに使っていました。
ジーナ式の本
寝かしつけ(スリープトレーニング)について、『ジーナ式 カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』を参考にしました。この本は、子どもが生まれる前に買って、何となく目を通しておきました。
そういえば、こちらでもスリープトレーニングっていう言葉はとてもよく聞くのですが、小児科の先生も、ラクテーションコンサルタントの方も、ジーナさんの名前を知らないと言っていて、びっくり!なぜか、アメリカでも有名な本なんだと思い込んでいました。
*ラクテーションコンサルタントは、母乳の指導をしてくれる人です
それはともかく、この本のおかげで、スリープトレーニングがどういうものか、日々どんなことに気をつけたらいいのか、どのように進めていったらいいのか、がとてもよく分かりました。実際は、小さめに生まれたのでこの本の通りに進めたわけではなかったのですが。それでも、寝かしつけに苦労することもなく、早いうちから一人で上手に寝てくれるようになったのは、この本のおかげだと思っています。夜泣きもなかったです。夜中に目が覚めても、静かに起きていて、そのまま一人で寝付いてくれました。
今は、改訂版が出ているようです。改訂版のKindle版もあるようなので、海外に住んでいてもすぐに手に入れられます。
へその緒入れケース
と、思っていましたが、へその緒を大切にとっておくことなら出来る!と、桐箱のへその緒入れケースを買いました。こちらは、アマゾンで日本からアメリカへ発送してもらえなかったので、実家経由でアメリカへ。箱には、名前や生年月日、体重などを入れてもらいました。親の自己満足といえばそうかもしれませんが、形として記念に残るし、取り寄せてよかったと思っています。
出産後に買ったもの
鼻吸い器、爪きりのセット
子どもの鼻水を吸うもの、アメリカでも一応購入したんです。ところが、鼻に入れる部分がとても大きくて!特に、少し小さめに生まれた我が子に使うのはどうしても忍びなくて、もしかして、と日本から取り寄せてみました。これくらいがちょうどいいよね、という大きさで、これも取り寄せて正解でした。ブラシやピンセットなども入っているセットを買ったのですが、どれも使いやすかったです。私が自分のブラシで髪をといていると、自分もするー!とこのセットに入っていた小さな黄色いブラシを張り切って持って来てくれて、一緒に髪をといています。ときどき自分のブラシを私の髪にもあててくれて、とても可愛いです。
うた200えほん
外国生まれ、外国暮らしになる、うちの子ども。せめて小さい時だけでも、日本語をたくさん聞かせたい。そのためには歌を歌うのも一つの手なのかな。と思いましたが、小さい頃に聞いたり歌ったりしたはずの童謡を全然覚えていません。そこで、うた200えほんを取り寄せました。
この本の気に入っているところは、
- 歌が200も載っている
- 馴染みのある歌も多い
- どの曲も全部、メロディーの楽譜が書かれている
- CDも別売されているらしい(こちらは買っていなので、実際の良さは分かりません)
ということです。この本は、子どもが生まれたあとすぐに購入して、それから今もずーっと使っています。小さい頃は、親が勝手にページを開いて歌っていたのが、今では、子どもが気に入った曲のページを開いて、「歌ってー」と持ってきます。
長く使って、外見は写真のとおり、中もセロハンテープがたくさん貼ってあるし、けっこうボロボロになってきました。それでもまだ一度も歌っていない曲もあるし、まだまだ使いそう。意外と高いお値段なのですが、その価値は十分にあると思っています。
いろんな絵本
やっぱり、日本の絵本を読み聞かせしたいな。
そんなわけで、いろいろ買いました。 こぐまちゃんシリーズ、 おやさいなどの本、 アンパンマンのことばの本、などなど。何度読んでも飽きずに、今も楽しんでくれています。
離乳食の本
離乳食。アメリカ式を調べる気にも、する気にもどうしてもなれなかったので、日本の本を取り寄せました。きっとネットでも調べられると思うのですが、一冊くらい、本の形で手元に置いておきたくて、買いました。
私が使ったのは「はじめてママ&パパの離乳食」という本です。表が見やすくて、便利でした。この本のKindle版もあるようです。この本、使いやすかったので、幼児食や病気とホームケアの本も、このシリーズで買いました。
日本の離乳食
出産後、日本に住む家族がはるばるニューヨークまで来てくれました。その時に、ありがたいことにいろいろ持ってきてくれたのですが、その中で一番感激したのが、パックに入った離乳食です。
離乳食はなるべく自分で作っていましたが、どうしてもしんどい時には、もらったパックの離乳食を奥の手で使わせてもらって。本当にすごくすごく助かりました。
アメリカのものは結局一度も買わなかったので比較できないのですが、とにかくよかったです。私にとっては、日本語で書かれているだけでありがたさ倍増でした。
自分で取り寄せたものではないのですが、こちらも書いておきます。
暖かいスリーパー
薄めの生地のスリーパーはアメリカで購入して、毎日使っていました。ところが、もう少し厚手のものが、思うように見つからなくて。セントラルヒーティングで、冬の間は部屋の中はとても暖かい(というかむしろ暑い)のですが、季節の変わり目が寒いのです。
そんな時に、日本人の友人から頂いたのが、暖かい生地のスリーパー。ミキハウスのコットンスリーパーです。着せてみると、いつも着ているアメリカのものとはデザインが少し違って、日本っぽい可愛らしさがあるところも、とても気に入りました。我が家には程よい暖かさで、使い勝手がいいです。
さいごに
出産準備や新生児のお世話なんて、ただでさえ知らないことばかり。文化も習慣も言葉も違う、異国で、となるとさらによく分からず。そんな中、日本から取り寄せたもの、頂いたもので、気持ちが安心できる部分もありました。
今の時代、日本のアマゾンからアメリカへ、気軽にお取り寄せができるので、とてもありがたいですよね。入浴剤とか、日本の実家から送ってもらうと重くなるから気がひけるようなものも、我が家は日本のアマゾンで注文でしています。思ったより送料がかからないし、便利な時代だなぁとしみじみ。
これからも、アメリカのもの、日本のもの、どちらも適度に取り入れて、生活していきたいと思っています。
おまけ
赤ちゃんの頃に、こんなものを使っていました。
記事を見直している今、もうすでに、懐かしい気持ちでいっぱいです。
子どもの成長って、頭で分かってはいても、思っている以上に早いのでしょうね。